昨日は数量化Ⅰ類の説明をしました。本日は数量化Ⅱ類です。 資料をご覧ください
資料はこちら → 数量化Ⅱ
p.1 説明変数及び目的変数何れもカテゴリデータの場合は、数量化Ⅱ類で処理します。
p.2 今回のアンケートの質問3の回答は数値データではありません。昨日の事例と異なるところです。アンケート結果は下表のようになります。
p.3 美術館あるいはコンサートに行ったグループpと行かないグループqに分けてスコアの平均値avpとavqを計算します。全変動STとグループ間変動SBを計算します。この考え方は、分散分析と同じです。分散分析は、過去ブログ「実験の効果を判定するには」を参照ください。SBはグループ間の距離を意味しますので、SBが大きいほどグループ間距離が離れているを示します。相関比の分母がSBなので、相関比が高いということは、グループ間の違いがはっきりしていることを意味します。
p.4 データの大小関係を図にしました。イメージしてください。
p.5 カテゴリの重みの初期設定をとりあえず0にして、相関比が最大になるような重みをソルバーで算出したものが下表の赤枠内です。右下の棒グラフで重みを示しました。美術館やコンサートへ行くのは、芸術への関心よりも、年齢差の影響が大きいことがわかりました。熟年の方は、お金と時間に余裕があるのでしょうか?
今回は、カテゴリデータを点数で数量化して解析することがポイントです。