昨日、東野圭吾さん訃報のニュースが流れました。ご冥福をお祈りいたします。ガリレオシリーズは結構面白く読みました。科学的なトリックなので、理系の私も惹かれるものがありました。章のタイトル「離脱る(ぬける)、予知る(しる)、転写る(うつる)」もインパクトがあり、本ブログ開設時の「物真似からアイデアは産まれる」でも取り上げました。東野さんは大阪府立大の電気工学科出身なので、ガリレオシリーズのような小説がかけたのだと思います。
昨日紹介した「読書スタディーズ 本好きはどうつくられるか」(著者:桜井政成 発行所:明石書店)の本に「コスパのよい本の選び方?」というコラムがあります。著者はシリーズものや長編小説がコスパがよいと言っています。登場人物が固定化されるので、新規の小説を読む際に、登場人物を覚える手間は確かに省けます。外国の小説を読む際は、カタカナの名前がなかなか頭に入って来ないので、小説の世界に入っていけませんね。私が今までに読んで印象に残っている長編の本を以下に幾つかピックアップします。暑い夏、エアコンの効いた部屋で読書してはいかがですか?
- 徳川家康:山岡荘八、26巻、歴史大河小説における最高峰。1人の人生を描き切った単一作品としては、日本の一般文芸で不動の最多巻数
- 三国志:吉川英治、8巻、日本人向けに大幅にアレンジ・再構築。劉備、張飛、関羽と「三顧の礼」や「赤壁の戦い」で有名な軍師 諸葛孔明の活躍が面白い。高校の漢文にも登場して来ますね
- 坂の上の雲:司馬遼太郎、8巻、明治という新しい時代を迎えた日本と、日露戦争という未曾有の国難に立ち向かった男たちを、膨大な資料をもとに描いた壮大な名作
- 幻魔大戦:平井和正、宇宙を無に帰そうとする絶対的な破壊者「幻魔(げんま)」と、地球を守るために集結した「超能力者(エスパー)」たちの死闘を描いた、日本SF史に残る壮大な超能力サイキック・アクション。人類の救世主となる凄まじい潜在能力を秘めた日本の平凡な高校生・東丈(あずま じょう)の超能力が覚醒。
- 火の鳥:手塚治虫、13巻、永遠の命を持つ火の鳥を、古代から未来へと輪廻転生する人類を描いた壮大な物語。歴史とSFが交互に展開する「シャッフル構造」で描かれている
- ジョシュア・ファイル:マリア・G・ハリス、10巻、マヤ文明、UFO、タイムトラベル、パラレルワールドなど、SFと冒険のロマンがこれでもかと詰め込まれた、手に汗握るノンストップの巨編。イギリスに住む13歳の平凡な少年ジョシュアが、マヤの大ピラミッドの地下に今も生存し続けていた「地底都市」を発見して物語が始まる