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そのウソ本当?

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フェイクニュース時代の科学リテラシー」(著者:竹内 薫 発行所:ディスカバー携書)は、科学をわかりやすく説明してくれるサイエンス作家の竹内薫氏の本です。AIが発達して、フェイクニュースが拡散していますので、情報の受け手真偽を確認するスキルを磨かないといけないですね。著者は、ヒトは①科学的に正しいことは、100%正しい、②科学の力は万能である、③専門家が言うなら正しい と言う思い込みにより騙されてしまうようです。 例えば、①ワクチンは100%安全とは言えず、②万能と言われたニュートン力学ではブラックホールの実在は予測できなかった。③宇宙物理学者は、ロケットの飛ばし方は専門ではない。テレビに出ている=専門家とは言い切れない

以前「人間は「考える葦」であると共に「考える管」である!」で紹介した「動的平衡」(著者:福岡伸一 発行:木楽舎)の中でも、福岡伸一先生が書かれていますが、竹内氏もコラーゲンのサプリを飲んでも、お肌スベスベにならないと述べています。コラーゲンは酵素によりほとんどがアミノ酸に分解されて吸収され、その後コラーゲンが再生されるので、そのまま皮膚の方に行くとは限らないのです。コラーゲンの10〜40%ぐらいはコラーゲンペプチドまでにしか分解できずに吸収されますが、これも皮膚の方に行くかどうかはわかりません。大手メーカーでも、コラーゲンペプチドは吸収が良く効果があることを宣伝していますが、私はグレーだと思っています。多少は皮膚の方に行くかもしれませんが、100%は期待できないと思います。サプリメントに頼って摂取するのではなく、バランスよく食事するのが一番である考えます。そもそもなぜ食べたコラーゲンや肉が直接コラーゲンや肉にならないのか? そのままだったらその動物の遺伝子をそのまま受け継いでしまいますよね。豚肉を食べたら豚になってしまう? 千と千尋の神隠しの両親のように。

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