先日紹介した「人間には12の感覚がある」(著者:ジャッキー・ヒギンズ 発行所:文藝春秋)から、「ホムンクルス(体性感覚地図)」について、資料にまとめました。 上述の本に関連するブログは、「光まで発生」「それは眼ではありません」
資料はこちら → 感覚24
p.1 脳には人間の器官に関わる箇所が地図のように配置されています。左図がホムンクルスです。脳の周囲に描かれている顔や手足の部分がその器官の感覚を担っています。感覚の大きさに応じた大きさで描かれています。この感覚の大小関係を立体的にした像がロンドン自然史博物館に展示されているそうです。右の写真です。手が異常に大きく、次は顔が大きなグロテスクな形態になっています。手が一番感覚が敏感で、顔の中では口あるいは舌が敏感な部分です。
p.2 動物のホムンクルスです。同じモグラでも、ヨーロッパモグラは嗅覚が、ホシバナモグラは、鼻の触覚が優先されるようです。感覚の大きいものが、大きく描かれています。マウス、ウサギ、ネコは顔が大きく描かれ、その中でも口周りでしょうか?
p.3 全盲の画家 エスレフ ・アーマガンの作品です。彼は、モノに触って形を認識して、頭の中で描いた絵を作品にしているようです。眼の代わりに触覚が肩代わりできるようになるそうです。人間には、欠損した機能を別の器官の感度を上げることで対応しているようです。