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本当に大丈夫?

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最近、安全管理とか防犯のために職場内に監視カメラがたくさん配置されていませんか? 研修している部屋に何と4台もカメラがあるのです。危ない研修しているわけでも、高価な備品がおいてあるわけでもないのに、こんなに必要?と思ってしまいます。 昨今、どこかで問題が起きると、水平展開した対策が講じられたり、コンサルタントに言われて対応することが多いように思います。監視カメラをチェックする人員が新たに必要になるか、兼務で行う場合は、その人の業務が圧迫されます。そして、あまりに数が多いと自然とチェックが甘くなります。本当に監視カメラは必要なのでしょうか? 監視カメラをつけることになった根本原因は対策済みでしょうか? つけることで対策したつもりになっていませんか? 管理責任を回避しようとしていませんか? 新人研修で、CAPA(是正処置、予防処置)のスタディがあり、事例についてCAPA案を考えてもらっています。故意にエアーシリンダーの高さを変えて、部品を嵌合させてみます。当然、規格外の組立品ができてしまいます。CAPA案について、グループディスカッションを実施します。研修生からは、是正処置案として、使用前にシリンダー位置を点検する、治具でチェックする、嵌合して不具合がないかチェックするなどの是正案が出されます。これらは、是正というよりも予防処置ですね。先程の監視カメラもそうですが、根本原因の対策になっていないのです。「チェック」とか「監視」は、予防処置であって是正処置ではないので、再発する可能性があります。エアーシリンダーの設置位置ズレは、ネジで固定されているシリンダーのネジを緩まないタイプに変更するか、シリンダーが動かない構造にする。が是正処置となります。なぜなぜ分析をして根本原因を先ず設定した上で、再発しない方策の知恵出しが必要ですね。予防処置も大事ですが、そればかりに力を入れた対策を講じると管理コスト(人件費や設備費)がアップしてしまいます。管理責任者等、大丈夫ですか?

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