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個々より信頼度が上がる?

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設計における信頼度について、資料にまとめてみました。

資料はこちら → 信頼度設計

p.1 要素が直列あるいは並列システムがあります。直列の信頼度は、要素の信頼度の掛算、並列の場合は1-(1ー信頼度)(1ー信頼度)で算出します。1つの要素の信頼度が80%の場合、直列は0.64、並列は0.96となります。下表は、正常〇、異常×の要素AとBが直列あるいは並列で繋げられたシステムの正常・異常を示しています。直感的にも、並列の方が直列よりも信頼性は高いのがわかります。

p.2 問題です。「信頼度80%の要素があります。これらの要素を並列につないで、信頼度99%以上にするには要素を幾つ必要か?」式は、0.99≤1-(1-0.8)nを変形して0.2n ≤0.01とし、n=2、n=3を代入してこの不等式を満足するnを求めます。n=3のとき0.08≤0.01となります。要素1個の信頼度が80%であっても、並列にすることで信頼度を上げることが可能なことがわかります。個々の能力は低くても組織の力は上がると考えてもよいのでしょうか?その場合、縦割り組織でなくフラットな組織がベターなのでしょうか?

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