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伝承や感性に目を向けて!

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決定版 学び直しのカイゼン全書」(著者:中崎勝 発行所:日刊工業新聞社)を読んでいたら、最近、ものづくりの現場で見られる不具合が書かれていました。設備不良異物不良は、「作業の標準化」「教育訓練を整備しただけでは品質が維持できないという事実です。同感です。最近は、ISOとか品質マネジメントを意識し過ぎて、形式的になっていませんか?あるいは、「全部やろうとしている?」でも述べたように表面的になっていませんか? 上述の著者は、次のように述べています。

  • 設備の品質を維持するには、メンテナンスの手順を覚える以外に、スキルを磨く必要があります。例えば、ネジのカジリが出てしまった時に、どうするか?スキルのあるベテランに作業をやってもらい、自分でやって体で覚える訓練が必要である。
  • 異物については、感性を磨くことが必要です。異物の現物を見せて、自分の手で取り除くというプロセスを経験して、感性を鍛えます。

品質だけでなく、安全に関しても同様です。マネージメントの責任者は、スキルの伝承感性を鍛える訓練にもう少し本気になって力を入れて欲しいものです。

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