そもそも品質工学の第152話までのシリーズを、ようやく見終わりました。最後の2話の展開は、伏線はあったものの予測できなかったですね。第143~150話は品質工学の流れが理解し易いので、是非ご覧ください。ここまでの集大成・まとめになります。この中で、私が改めて、認識を新たにした事項を以下にリストアップしておきます。含蓄があります。
- 直交表実験は、実験回数を減らすのを目的に作られていない。間引くためにつくられている。3因子間の組合せは、間引いて一部しかないが、2因子間は全組合せを網羅している。
- 要因効果図で、水準1、2及び3に対して単調増加あるいは単調減少にならずに、水準2が山あるいは谷になる場合は、交互作用を疑う。システムに等間隔でエネルギーを入れているので、アウトプットも等間隔に増加あるいは減少するはず。 水準を数字にしていない場合は除きます。例えば、水準1:材質A、水準2:材質B、水準3:材質Cとする場合。
- 確認実験は、➀実験の繰返しの再現性と②効果の再現性を見ている。
- 機能は、「あなたが何をしたいか?」である。
- 品質工学を学ぶ意義は、「システム上の無駄を減らし、価値を最大化する」ことに気が付く訓練
- 教えることが最大の学び。実戦経験こそが習得の最短距離。何か1つを深めると本質が掴める。