「ナナちゃん」シリーズを見ていたら、「西堀流品質管理」というタイトルの動画が目に留まりましたので、早速見てみました。西堀栄三郎先生は、理学博士であり真空管「ソラ」を開発したり、京大の教授を務められたり、南極越冬隊長や、日本山岳会会長でも活躍された多才な方です。一方、技術コンサルタントとして統計的品質管理手法を最初に日本に取り入れた功績もあります。デミング賞も受賞されています。変わったところでは、「雪山賛歌」の作詞者です。品質工学の創始者である田口先生も教えを乞うたようです。品質管理は、抜取検査→工程で作り込み→開発設計段階で行うべきというコンセプトは、西堀先生から田口先生に引き継がれたようです。 思い込みを捨てて、データと現場を見て判断する必要性を説いて、「とにかく、やってみなはれ」という言葉が有名です。とにかく観察眼の優れた人だったようです。