こんな本も読んでいます。「帝国データバンクの経済に強くなる数字の読み方」(編集:帝国データバンク情報統括部 発行所:三笠書房)です。目次を載せておきます。堅苦しい内容かなと思いましたが、読みやすい本です。7章に「タイムパフォーマンス、1秒でできること」という話があります。人は、1秒で商品やサービスを評価し、購入判断を下すようです。デザインや広告の印象が購買意欲に影響を与えるようです。SNSの投稿がビジネスチャンスに結びつくことも確かにありますね。大谷選手が使っている商品が売上倍増になったりしています。ウェブコンテンツ表示も、ADSLの時代は3秒、今では1秒になっているそうです。昨日、Excelの「フラッシュフィル」を取り上げましたが、データ解析するに対しても、1秒でも速く作業する「タイパ」が求められる時代になってきました。
目次
1章 数字を比較してみる―人口減少、社会保障負担、相対的貧困率、名目GDP、顧客満足度
2章 数字の変化(流れ)をみる―前年同月比、複利、日経平均株価、地価、成長性
3章 数字の大きさをつかむ―経常利益、売上高、サプライチェーン、商流圏、燃料価格
4章 数字を統計としてみる―経済波及効果、平均貯蓄額、未活用労働、フェイク情報
5章 数字を探してみる―国勢調査、DX投資、ビッグマック指数、為替レート
6章 数字の錯覚(マジック)を見破る―老後資金、名目賃金、可処分所得、社長輩出率
7章 数字の意外さをみる―インフレ、物価、家計支出、猛暑効果、タイパ、幸福度
8章 数字を危険信号(アラート)としてみる―バランスシート、粉飾決算、後継者不在率、倒産と休廃業
9章 数字をぼんやりみてみる―財政赤字、消費税率、マネーストック、ネットショッピング
10章 数字から未来をみる―経済予測、景気判断、72の法則、ジニ指数、美男美女税