「この世でいちばん を科学する」(著者:ディヴィッド・ダーリング 発行所:原書房)を読んでいます。最初の話題は、「最も低い音」です。人間が聞こえる限界が20Hz(ヘルツ)くらいですが、これを下回る楽器があります。一つ目は、巨大コントロラバスで「オクトバス」と呼ばれています。以下の動画で最低音と演奏を聴いてみてください。
オクトバスの音色 → https://www.youtube.com/watch?v=12X-i9YHzmE
1:58辺りで16Hzの極低音を弾いてくれます。
ベルディーのレクイエムでの演奏→ https://www.youtube.com/watch?v=a7xoXfceKeg
8Hzを出せるパイプオルガンもあるようですが、動画ではヒットしませんでした。もしあったとしても、再生できるスピーカーがないのと、あったとしても聞こえないと思います。生音であれば空気の振動を体感できるかもしれません。
人の声では、歌手のTim Stormsが7.85Hzまで声を出せるギネス記録を持っているそうです。
Tim Stormsの音階下降→ https://www.youtube.com/watch?v=ftpcUK6Oamc
Tim Stormsの歌声です → https://www.youtube.com/watch?v=xtAltg0ZIrY
低ければ良いというものではなく、低周波数で体の調子を壊す方もおられます。心地よい低音を聴いていたいものです。以前、サントリーホールで聴いたサンサーンスの交響曲第3番「オルガン」の低音は、体で感じました。もう一度ライブで聴いてみたいものです。