トピックス 統計

細やかな配慮があります

投稿日:

EZRをインストールするまで「使いやすくなっていました」で説明し、「EZRでやさしく学ぶ統計学 改訂3版(〜EBMの実践から臨床研究まで〜)」(著者:神田善伸 発行所:中外医学社)を購入して、そのままになっていました。実際のデータセットがDVDの中にありましたので、少しずつ試してみようと思います。

資料はこちら → EZR実施その1

p.1 データセットは、csvファイルで、①「Imatinib_Stop.csv」をそのまま開くと、ところどころに欠損データがあります。②EZR起動後→ファイル→データのインポート→ファイルまたはクリップ・・・・・の順番でクリックし、③ファイル名の所に「Imatinib_Stop」を入力してOKをクリックします。④ファイルのあるフォルダが表示されますので、「Imatinib_Stop.csv」を選択してOKクリックします。⑤出力画面に読み込んだことが表示されますので、「編集」をクリックすると、データが表示されます。上述の①とは異なり、欠損箇所には「NA」が表示されています。細やかな配慮です。

p.2 次は、統計解析です。⑦統計解析→名義変数の解析→頻度分布の順にクリックし、⑧頻度を算出したい項目を選択します。この時、欠損値も表示する□にチェックのレ点を入れてOKボタンをクリックします。出力の画面に、青枠のように結果が表示されました。BW60の列には、欠損があるので「NA」の数も算出しています。

p.3 ⑨統計解析→名義変数の解析→比率の信頼区間の計算をクリックします。1:イマニチブ投薬中止のイベントが47人、0:投与中が53人ですので、イベントの欄に47を入れてOKクリックすると、95%信頼区間を算出してくれます。青枠数値です。その下にイメージ図を載せておきます。95%の信頼度で、平均値o.47の分布の0.369〜0.572の間にあると推定できます。⑩統計解析→名義変数の解析→1標本の比率の検定をクリックして、帰無仮説は、「比率が五分五分の確率0.5と等しい」とおきます。検定結果は、p値0.6173なので有意差があるとは言えないという結果になりました。出力画面に、p値が表示されています。 出力画面は少し見にくいですが、市販の統計ソフトと同様な解析ができそうです。判定までしてくれるとよいのですが、そこはヒトがやらないといけないのでしょうね。

使用したImatinib_Stop.csv→ Imatinib_Stop

-トピックス, 統計

Copyright© 進化するガラクタ , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.