交互作用については、何度も取り上げてきています。先日「相手を知らないと判断できない」で交互作用有りなしのデータについて、二元配置分散分析を実施した結果を示しました。この場合、最適水準をどのように選択するかについて、グラフにしてみました。
資料はこちら → 二元配置(実験計画)その2
各要因の水準ごとの平均値の表とグラフにプロットしています。交互作用の有りなしは、グラフにも現れていますね。交互作用有りは線が交わっていますが、交互作用なしは平行移動になっています。交互作用有る場合は、6つの水準の中で最大値であるA1B2を選択し、交互作用なしの場合は、要因A及び要因Bの中で最大値になる組合せA2B2を最適水準として選択します。グラフの赤丸です。グラフでは一目瞭然です。有意差有り無しだけで終わらずに、今後どの方向に行くべきかを判断していきたいものです。実験結果の解釈の仕方も勉強になります。
過去の交互作用に関するブログ:「相乗作用それとも独立?」「実験の効果を判定するには」「いつも最強のペアになるとは限らない」「どちらが効くの?」「お互いの影響を受けないような仕掛けとは?」