家でも会社内でもレイアウト変更すると思います。人間工学的な観点で寸法を設定したことがありますか。現物合わせや感覚的なもので決めていませんか? 本日は、計算で平均的な値を見積もる方法を説明します。
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p.1 身長をHとした際の平均的な体の部位の寸法を示します。大まかな比率を覚えておくと便利ですね。家具や壁、椅子や車椅子の場合に必要最低限必要な寸法が書かれています。右図は、静止→動作空間→居住空間の順番にゆとり寸法が大きくなることを示しています。
p.2 水平方向と垂直方向の可動域の適正範囲を示しています。身長により、立ち作業用テーブルの高さは変わります。左側に青字で目安を示しておきます。右上をご覧ください。肘の高さを基準にして、精密作業の場合は5〜10cm上方、一般作業は10〜15cm下方、そして重作業は15〜40cm下方の高さに作業台を設置すると良いそうです。
p.3 椅子の高さと机の高さの算出式を2通り載せておきます。右は計算結果です。計算式により多少値が異なります。
作業時の姿勢は肩こりの原因にもなりますので、適正な高さに調整したいものです。