「品質工学アレルギー」その3です。
資料はこちら(再掲) → 品質工学アレルギー
p.18 実験計画法よりも品質工学(許容差設計含む)を選定したい理由」を表にまとめました。品質工学はわからないので、実験計画法で検討しなさいという先輩方もおられると思います。そんな方は、特にご覧ください。使ってみれば、実験計画法より品質工学の方がわかりやすいと思います。最適条件を要因効果図で見える化できるのが魅力的です。
p.19〜21 品質工学で最適条件が設定できたら、次はその条件を水準2にして各制御因子の許容幅を求める許容差実験を直交表を用いて行います。詳細は、「目標値へのチューニング」をご覧ください。実験計画法の代わりに、この許容差設計を用いた要因効果図を用いた方が楽かもしれません。
p.22 最後に品質工学の手順を記しておきます。最初の3項目は特に重要です。この部分の考え方で、以下の結果が変わってしまうかもしれません。品質工学を使わなくても、この部分は肝だと思いますが、多くの場合、この部分が曖昧であると感じています。 今回、「品質工学アレルギー」と題して、数回に分けて説明してきたのは、先日この資料を、ある技術部署の幹部に送付したところ「当たり前な資料」と映ったようなのです。確かに、当たり前のことが書かれているのは承知していますが、当たり前のことができないところが課題なのでしょうね。