本日朝のNHK「おはようBiz」を見ていたら「微力発電」を取り上げていました。ピックアップした写真を資料にまとめました。
動画はこちら → https://t.co/vUXs3ElYHG
資料はこちら → 微力発電
p.1 1つ目は、植物と土を用いた発電です。植物が光合成で生成したデンプンを土中の微生物が分解する際にマイナスイオンが発生します。土中にマグネシウムと備長炭のようなグラファイト電極を入れLED、を繋げると発光します。マグネシウムが溶け出した際の電子がグラファイトの方に流れてLEDが点灯すると思います。資料の図では木炭となっていますが、グラファイト構造の炭でないと電流が流れませんので、備長炭や鉛筆の芯が適切です。以前、「災害時に役立つ備長炭?」で炭電池を取り上げました。 この微力発電は、既に誘導灯に利用されているようです。
p.2 2つ目は、「湿度変動電池」です。水分の吸収と蒸発により電圧が発生して、モーターを回転させることができます。乾燥方向に変動した方が、回転速度が1.3倍になるようです。この技術の応用例としては、ガス・水道の検診用に使えるとのこと。動作原理は、イオン交換膜を介する濃度差により、電子が流れることのようです。詳細は → https://www.aist.go.jp/aist_j/magazine/20220131.html をご覧ください。
アナウンサーが「微力」ではありますが、と言っている通り、積み重ねれば実用化の可能性は高い技術です。化石燃料に頼らない技術は、まだまだ出てきそうです。