先日紹介した「失敗学」(著者:畑村洋太郎 発行所:ナツメ社)の中で、面白い図がありました。
資料はこちら → 失敗その2
p.1 よく言われている「2:6:2の法則」があります。20%のよく働く人が利益の8割に寄与しているというわけです。蟻の世界も同様でしたね。このグラフの下にコンプライアンスの割合が描かれています。「おおかたの人は、善意で動くが、ほどほどにズルをする」というところは、言い得て妙です。無関心であったり、見て見ぬふりをしているわけです。
p.2 2:6:2の分布を均等に2つにわけた場合と、優秀な集団と普通の集団に分けた場合を考えます。普通の集団がとても良いモノを産み出す確率は高くなく、優秀な集団が良いモノを産み出すとは限りません。失敗品の方が多くなるようです。均等に分けた方が健全な状態が保たれるようです。 この話も、「あるある」ですね。
畑村先生の図は、かなり過激な表現も入っていますが、「さもありなん」事象です。皆さんは、この分布のどの辺に属しているでしょうか?