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まるで建築現場のよう

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以前「バイオインスピレーションとバイオミメティクス」で「ビーナスの花かご」と言われるカイロウドウケツを取り上げました。 どうして、このような規則的な構造体をしかもガラス質で形成できるのか不思議ですね。深海に生息しているので、そのメカニズムはなかなか目にすることができませんが、淡水にいるカワカイメンという生物が、そのメカニズムを想像させてくれます。骨を製造する細胞、運搬する細胞、骨組みを建てる細胞、固める細胞などが役割を持って働いて、構造体を建築していくのです。 その場所でつくるのではなく、製造現場から離れた場所まで運搬するというのが人間社会によく似ています。骨材を建てるときも、ちょうどテントのポールを建てるのとよく似ています。動画を見つけましたので、ご覧ください。 以前から、何度も申し上げていますが、人間は自然から学ぶべきものはたくさんあります。 動画に登場する時間を示しておきます。

動画はこちら → https://www.youtube.com/watch?v=sQ7tx14TGz4

  • 12:14/28:51 細長いのが骨材です 細胞が運搬しています
  • 16:17    芽球の説明があります 微生物にも「芽胞」というものがあり、周囲が過酷な状態の際に硬い殻で身を守りますが、似ています。
  • 19:55    バラバラに壊しても、細胞同士が接着して修復するようなります
  • 22:45    個体同士が合体するかどうかの探り合いをしています
  • 24:11    別種の場合は、探り合い後にコラーゲンで境界を形成して、合体しません
  • 26:13    同じ種類でも、合体できない場合もあります。臓器の拒絶反応のような作用が働いています

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