仮想マシンを使って図形の検出を実施してみます。前回の「仮想マシンを設定してみました」をご覧の上、仮想マシンを準備ください。
資料はこちら → 仮想マシンその2
p.1 「〇」の図形を学習させます。色や大きさではなく、形状を特徴量として学習データとします。次に検出対象について特徴量を取得し、学習データと照らし合わせて「〇」を検出して表示されます。
p.2 ①virtualBoxアイコン→マネージャーで起動クリックで仮想マシンが起動します。②Ctrl+Alt+Tあるいは「端末」のアイコンをクリックしてLinux画面になります。 これから使うファイルを③~⑦で確認します。③左側のランチャーで「ホーム」のアイコンをクリックして、④~⑦までクリックするとフォルダやファイルの位置がわかります。
p.3 端末のアイコンをクリックして、CDでディレクトリを「build」にします。続いて学習データを読み込みます。実行したものが左の画面で、いろいろな図形の描画が現れます。左側に、7つのファイル名が表示されています。今表示されているのが、一番上のファイルデータです。スライドバーを動かして「〇」を探して、「Shiftキーを押しながら 円を□で囲む」操作をしてください。赤い□で囲まれます。残りの6つのファイルを読み込み同様の操作を行います。File→Saveで保存する。
p.4 データセットの中身を表示させます。1つのファイルの中身を下欄に記しました。□の座標、幅及び高さの数値が書かれています。
p.5 7つのファイルの学習結果が表示されます。
p.6 検出対象の2つのファイルを読み込み、特徴量を抽出し、学習データと照合して、円を検出することができました。
今回、簡単な図形なので学習に要する時間はあっという間でしたが、顔写真のようなデータの場合は、長時間かかるようです。
本日の相田みつを語録は、「浄玻璃の鏡のまえに 立つまでは 秘めておきたし あのことも このことも」です。