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不要なものはない

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生きもの 毛事典」(著者:保谷彰彦 発行所:文一総合出版)を紹介します。動物植物の毛に関する話題が満載です。幾つか興味を覚えた話題を調べてみました。

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p.1 一番毛深い動物は何でしょう? 正解は「ラッコ」です。検索しても、なかなかデータが出てこないのですが、リストアップしてみました。確かにラッコはずば抜けて毛の密度が高いですね。寒い海で身体を保温する必要性があるからなのでしょう。ゾウは極端に少ないですが、熱を逃がす役割を果たしているようです。

p.2 ネコなどの毛がモフモフするのは、細い副毛が生えているからのようです。ペンギンも同様な副毛を持っていて、保温の役目をになっています。ネコが威嚇する際に、毛を逆立てますが、毛根近傍にある筋肉が弛緩することで生じます。 人間が鳥肌を立てるのも同じ作用ではないでしょうか。

p.3 シロクマの地肌は真黒だと知っていましたか? シロクマの毛は透明なチューブなのです。たくさん生えているので、光が乱反射して白く見えるのです。

昆虫の足の毛が味覚センサーだったり、植物の毛が保湿するなど「」は、保温、保湿、防御、誘引など何らかの機能を果たしているわけです。雷鳥は環境に応じて羽の色を変えています。地球の環境が温暖化により変化していますが、動植物の毛の役割も変わっていくのでしょうか? 興味深いことです。

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