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よく観察することが対策に繋がる

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本日は、「ユーザー目線で役立つ接着の材料選定と構造・プロセス設計」(著者:原賀康介 発行所:日刊工業新聞社)から接着の破壊についてまとめました。

資料はこちら → 接着技術その4

p.1 接着が破壊される場合は、剥離した箇所をよく観察してみてください。写真左は、「凝集破壊」と言って、接着層内で剥離したもので、写真右は被接着物と接着層の界面で剥離したものです。 筆者は、凝集破壊の方が良いとしています。接着剤の選定だけを考えれば済むからのようです。 界面の場合は、表面状態など種々のパラメータによる原因が考えられ、対策が多岐にわたり難しくなるようです。表面張力、表面粗さなどなど。

p.2 凝集破壊率が良いとされますが、いくらであればよいか? について図のような事例では凝集破壊率40%以上あれば良さそうなことがわかります。接着剤の種類によっても異なると思いますので、このようなデータの収集は不可欠ですね。

p.3 変動係数Cv値を用いれば、接着強度の安定性を見積もることができるようです。変動係数が大きいのはばらつきが大きいことを意味します。目標の接着強度±20%とすると変動係数Cv=0.10辺りが目途とするのが良いようです。

接着の不具合状態をよく観察することは、その後の対応策を練る上で重要な事項です。接着の安定性は、客観的・定量的な判断基準を設けておくと設定が容易になると考えられます。

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