本日は、「ユーザー目線で役立つ接着の材料選定と構造・プロセス設計」(著者:原賀康介 発行所:日刊工業新聞社)から接着剤選定に必要なポイントを説明します。
資料はこちら → 接着技術その3
p.1 溶剤に溶けるプラスティック同士の接着には、SP(溶解度パラメータ)が有効です。同程度のSP値を有するもの同士が接着が容易になります。溶解しない金属等には使えませんが。
p.2 溶媒とポリマーのSP値を見比べて似たSP値の溶剤を用いれば接着が可能になります。
p.3 接着剤選定のポイントが書かれているので、まとめてました。自社内の過去情報を知ることは、探索を効率よくするため、重要なことだと思いました。最近はWebサイトより情報が直ぐ手に入る時代となりました。情報サイト、ibdexPro、iPROS、VIGOR SCIENCEは初めて知りました。アクセスしてみたらいかがでしょうか?
p.4 接着剤選定の手順です。この本の著者のホームページで「消去法による接着剤選定チェックリスト」を無料ダウンロードできるようになっています。利用の規約を守って使ってみてください。 ホームページは→ https://www.haraga-secchaku.info/checklist
p.5 手順の続きです。この辺は、モノを選定する際によく実施している手順ですね。
接着剤選定のためにはまず知ることから始める必要がありそうです。最近は、Webサイトで多くの情報が得られる時代になってきました。あとは、それらの情報より取捨選択するスキルが求められます。そんな時に熟練者のチェック項目は役に立つと思います。