「日本人は何もしらない3」(著者:谷本真由美 発行所:ワニブックス)を紹介します。タイトルが3になっているので、既に2冊出版されているということですね。 著者は、国連職員、ITベンチャー、コンサルティングなどを経て、現在は著述家です。イギリス、アメリカあるいはイタリアなどの就労経験があります。 この本を読むと、日本に住んでいると知らないことがたくさんあることを認識されます。 この本を読むと、日本に住んでいて良かったと思います。幾つかピックアップします。
- イギリスでは、リスがドブネズミ扱い ←農作物を食い散らし、病原菌を持っている害獣扱い
- 欧州の人は機械を信用しない ← 高度な電子機器よりも、壊れた際に簡単に修理できるアナログ機器が好き
- 日本でDXが進まない理由 ← 効率化や付加価値に関する動機が薄いため。 欧米は、時間通りに働く環境で効率化が求められる。
- オリンピック種目を見たことがない人々であふれている欧州 ← オリンピック種目は貴族階級のスポーツ。英国の金メダリストの名前は、古式イングランド人の名が多い
- 実は超治安が悪い北欧 ← 10万人当たりの殺人が多い
八百万の神からもわかるように日本人の寛容的な性質により、昔から「多様性」は存在したように思います。 欧米が、昔からの文化・風習を大事にしてきている部分については、日本人も学ぶ必要があると思います。