トピックス 滅菌

稀におきる事象

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本日はフラクションネガティブ法SMPC法の説明です。この方法は統計で稀におきるポアソン分布を利用した計算式になっており、前提条件を満たせば、1回のn数は多いですが、検討しやすい手法だと思われます。

資料はこちら → SMCP法

p.1 SMPC法の説明です。サバイバル/キル ウィンドウ内(フラクションネガティブ範囲)のデータを用います。 式の導出は次ページをご参照ください。

p.2 滅菌後の菌数Bln(n/r)とする理由を最確数法で説明します。最確数法は黄色の網かけで説明しているようにポアソン分布と関連しています。ポアソン分布は、滅多に生じない事象に用います。最確数法においてp=n/rとおいて、式を変形していくとB=ln(n/r)が得られます。 最確数法については以前「まれに起こる最尤値は?」で取り上げました。

p.3 サバイバル/キル ウィンドウ内フラクションネガティブ範囲)の定義です。図のサバイバルキル閾値で挟まれた範囲をサバイバル/キル ウィンドウ内(フラクションネガティブ範囲)として、SMPC法の場合、このエリア内で実行します。

p.4 SMPC法の実行例です。r/nのばらつきをaとおいて算出します。aの説明は次ページです。

p.5 試料の死滅確率p=r/nとします。サンプリングした標本より95%の信頼区間母集団の死滅確率pを推定します。母集団の95%信頼区間の閾値のz値は1.96です。pをnとrで表して母集団のpの範囲が推定できます。p.1のD値算出式ではn/rですので、aの逆数として反映されています。

滅菌理論には統計手法が密接に関わっていますね。全てを破壊して検査せずに無菌保証する手法として、統計手法抜きでは考えられないわけです。

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