「データ分析の大学」(著者:マスクド・アナライズ 発行所:EDN)を紹介します。
資料はこちら → データ分析1
p.1 ITとビジネスツールの変遷の図をご覧ください。最近はAIとかDXという言葉をよく耳にしますね。これらを著者は「バズワード」と言って、「言葉の意味はわからないがスゴそうな言葉」と位置付けています。一種の流行語ですね。実社会では、未だにいろいろな壁があってハンコ、電話、FAXを利用している会社も多いと思います。
p.2 著者の面白い語句があります。例えば、「Excel方眼紙」とか「神Excel」です。Excelを単に表作成ツールとして使って、プリントアウトした紙にしてプレゼンに用いることを表現しています。 私もExcelでセルの結合をしてしまいますが、「セル結合はデータ分析の大敵」とも言っています。確かに、ソートを掛けたり、コピー・貼り付けの際にセル結合は不便です。同じ内容であっても、まとめない方がデータベースとしては都合がよいですね。テクハラもありそうです。皆さんは、ITを使えない年配の方をいじめていませんか? KKDではなくDNAにしないといけないとも言っています。 「Data is Oil」という言葉も面白いです。著者はOilを石油と訳さず「原油」としています。いろいろな用途に利用するためには、データを精製する必要があるという意味です。大量のデータから不純物を除去しないと間違った解釈をしてしまうからです。
p.3 ビジネスパーソンに必要な3要素をベン図で表しています。
p.4 ビジネスパーソンは分析力以外のビジネススキルも大事であることを強調しています。経済産業省はデジタル人材に必要なスキルを示しています。
詳しく知りたい方はこちら → https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/digital_jinzai/pdf/001_s01_00.pdf
p.5 データ分析を学ぶ手段、資格及びコミュニティをまとめておきます。調べてみてください。無料のサイトや国家試験も結構あるようです。
AIとかDXとかいう言葉が流行っていますが、まだまだ使いこなしている企業や団体は少ないようです。IT業者だけでなくとも、利用できる部分があることを知り、力を付けていく必要があります。そうしないと掛け声だけで終わってしまいます。