「本を読む、乱世を生きる」(著者:福田和也 発行所:KKベストセラー)を図書館から借りてきて読み始めました。本の厚さが50mm、824ページもある大作です。本のタイトルもインパクトがありますが、この厚さには圧倒されます。カバーの内側に「本を読むのは、人生をつくること。・・・ 読書は、時間を作り出す。書物には時間が組み込まれていない。・・・書物の「上映時間」は人によって千差万別である・・・読者によって、つまりは読み、理解し、想起するという精神の働きだけによって決定される。」と「本は、人生を作る」より引用された文章が書かれています。この文章を読んで、この大作を読むことにしましたが、なかなか読み進まず現在150ページ目です。 本を読む力不足を感じています。まだ著者の言わんとすることが府に落ちてきておりません。 このことが、<書物の「上映時間」は人によって千差万別である>と上述の文章の中で述べている意味なのでしょうか? この3年間、かなり多くの本を読んできましたが、人生をつくれてきたのでしょうか?
「村上春樹を社交的に語る法」という章があります。 「海辺のカフカ」「ねじまき鳥クロニクル」「スプートニクの恋人」「神の子供たちはみな踊る」「ノルウェイの森」「ダンス・ダンス・ダンス」が登場してくるのですが、いずれも読んでいません。私は、「1Q84」「騎士団長殺し」しか読んでいませんが、村上春樹の小説は何れも不思議な世界(パラレルワールド)という印象が残っています。 村上春樹に対しては好き嫌いが別れるようですね。 今のところ、私の性に遭っていないのですが、まだ読んでいない上述の小説を読んでみることにします。
今回紹介した本は、返却期間を延長しましたが、おそらく読みかけで返却になりそうです。 興味がある方は、挑戦してみてください。