「顔の進化」（著者：馬場悠男 発行所：講談社）を紹介します。この本は顔について盛沢山のトピックスが詰まっています。 先ず、あなたは片目でウィンクできますか？ 縄文人やアイヌ人はウィンクが上手で、弥生人は下手だったそうです。また、縄文系と思われる二重瞼で大きな眼の方はウィンクが得意なそうな。あなたの祖先が縄文系か弥生系かがわかるかもしれません。 片方の眉を上げることはできますか？ 米国白人の半数はできるようですが、東洋人はできない方が多いそうです。私の場合、ウィンクはできますが、片眉上げは、片目を閉じれば、辛うじてできそうです。 ウィンクができなかった方へ、下記サイトに練習方法が紹介されています。
ウィンクの練習法はこちら → https://www.nhk.or.jp/suiensaa-blog/koremade/285239.html
この他に気になった部分をイラストにしてみました。ヒトの顔を描くのは難しい。ジョン・レノンが書いた「ジョン・レノンが見た日本」（著者：ジョン・レノン、オノ・ヨウコ 発行所：ちくま文庫）には彼が描いた喜怒哀楽の顔が書かれています。シンプルですが、非常に上手です。
資料はこちら → 顔
p.1 喜び・怒り・悲しみ及び驚きの表情の場合には、顔の筋肉が赤線の方向に引っ張られます。研修前の話で、「笑い顔を作るとドーパミン系神経伝達が活発化して楽しい気持ちになります。 朝、鏡の前で割り箸を水平にくわえてニッコリしてから会社に出かけましょう」と勧めています。特に気が重たい日の朝にはどうぞ。 先日、朝のNHKニュースで「会議中の顔の表情をAIで分析する」という話題を取り上げていました。 寝ていたり、つまらなそうしていたり、不服そうにしているのが表情でばれてしまうのは嫌ですね。
p.2 欧米のコインは横顔が多く、日本の紙幣は正面顔が多いことに気が付いていましたか？ 頭の骨格に理由があるそうです。日本人は奥行きがなく、平べったい顔です。したがって、横顔より正面からの方が誰であるかを認識し易いのです。西洋人は横顔の方が認識し易くなります。 「Eライン」をご存じですか？ 横顔が美しい人は、鼻ー口ー顎のラインの上に載っているそうです。