昨日、流体が一方通行の逆止弁やテスラバルブの話をしました。光を一方通行させるデバイス知っていますか? 簡単に作製できます。一昨日紹介したNIMSが解説しています。
実験の動画はこちら → https://www.youtube.com/watch?v=_hEW8ADJc9k
偏光板にフィルムの方向を変えて貼り付けるだけで、性質が異なるフィルターになってしまうのです。レーザー光の反射実験で、一方通行であることがわかりますね。
もう一つ赤外光に関する動画です → https://www.youtube.com/watch?v=6vK1jmQKAHc
CO2が吸収する特定波長の赤外光を放射するデバイスあるいは検知する光アンテナは、材質だけでなく微細加工技術を用いて配線の経路を変えることにより微弱信号が相殺されることを防止する工夫がなされています。素晴らしい!! 新しい機能を創出する際に、とかく材質に注目しがちですが、昨日のテスラバルブといい、本日の光アンテナといい、巧妙な構造が新しい機能を発現することもあるようです。 開発・技術者は、広い見地から工夫して欲しいですね。