「クラシック音楽を10倍楽しむ 魔境のオーケストラ入門」(著者:斎藤真知亜 発行所:KKベストセラーズ)のような本を読むと、新しい曲を発掘することができます。 斎藤真知亜さんは百戦錬磨の方なのですが、緊張する曲があるようです。シベリウスの「悲しいワルツ」の最後に、第1ヴァイオリンの前列の4名だけがピアニシモを弾き、そのうち一人だけ音を動かす役が回ってきた時は緊張したようです。プロでも、小さい音を長く出すのは緊張するようです。
悲しきワルツの動画です。 最初は暗いですが、中間部以降がいいですね。 → https://www.youtube.com/watch?v=L_vAnIs2u5o
モーツアルト自身ヴィオラを演奏するので、「ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲」では、ヴィオラが恰好良くみえるように作曲したと斎藤さんが書かれています。 聴いてみたのですが、よくわかりませんでしたが、プロからみるとそうなのでしょうか?
動画はこちら → https://www.youtube.com/watch?v=cu1DjPHEFw4
小学校の頃からオーケストラでソロを弾きたいと思っていた曲がブルッフ作曲の「スコットランド幻想曲」だそうです。 この曲も、この本を読まないと聴かない曲の一つです。
動画はこちら → https://www.youtube.com/watch?v=rXUFAd_OT9A
ベルクのヴァイオリン協奏曲の冒頭をお聞きください。 「ソーレーラーミーミーラーレーソー」の開放弦で始まります。 よくオーケストラーが始まる前に調弦をしていますが、それに似ています。
動画はこちら → https://www.youtube.com/watch?v=42GhgBLBVwA
今回は、ヴァイオリン奏者が書いた本なので、金管が好きな私にとっては新鮮でした。 オーケストラの裏側についてもエピソードを交えて書かれていますので、興味のある方はご覧ください。 N響のコンサートの時、斎藤さんを探してしまいそうです。