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素直さがアイデアを産み出す

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昨日のロウソクの問題できましたか? 昨日紹介した「ひらめかない人のためのイノベーション技法」は、私にとってはタメになることがたくさん書かれていました。 老荘思想思想の研究家である福永光司氏の母親が福永少年に「あの曲がりくねった木をまっすぐ見るにはどうしたらよいか?」と尋ねたそうです。偉いお母さんですね。福永氏はお母さんの思想を受け継いだのでしょうね。 著者は、「まっすぐ」を「素直に」と読み替えればよいのではと説明しています。 素直に五感で観察すれば膨大な情報が飛び込んでくるとしています。 そう考えると母親の質問は奥深いものがあります。 人間どうしても「曲がっている」という外観を意識してしまいますね。

次の話題は「こんにゃく問答」の落語です。 → https://www.youtube.com/watch?v=HmucZmphwvk

こんなアニメもあります → https://www.youtube.com/watch?v=VOZ_Grj8WXU

この落語の教訓は、「ニセ坊主であっても、この人なら何か学べるのではないかと修行僧が思えば、頭がフル回転して思いもよらないアイデアが得られる」だそうです。版画で有名な棟方志功は、「万人を師と仰ぐ」を信条としたようです。 ソクラテスは、「賢い人は、すべての人から学び、平均的な人経験から学び、愚かな人は、すでにすべての答えを持っている」という言葉を残し、「ソクラテスの産婆術」を編み出したそうです。 最近はインターネットにより、どんな疑問に対しても何らかの答えが転がっているかもしれませんが、愚かな人にならないように気を付けなければいけませんね。産婆さんのようにお産を手伝うようにしてイノベーションを産み出すことが大事だということです。

 

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