「アメリカ人のココロを理解するための教養としての英語」(著者:杉田 敏 発行所:NHK出版)を紹介します。題名に興味を惹かれましたので、図書館の新刊本コーナーから借りて来ました。NHKの英語講師をされてきた著者が、面白い英語表現をたくさん集めています。その本の一部を書き出してみました。詳細は読んでみてください。
資料は → 教養としての英語
p.1 上の2つの文は、青字が原文です。これを参考に作り替えたものです。何れも、原文を活かして笑わせる文書になっています。下の3つは「People who live in glass houses 」が共通で、続く文章が異なります。
p.2 「歳を重ねると知恵を授かる」とは限らないとは、真実を言い当てていますね。 次は、原文「Life is what you make it」から「it」消すと途端に意味が現実的な表現になります。 「down-to-earth」は「現実的な」という意味がありますが、万有引力を発見したニュートンに掛けています。 一番下のWarningはタクシーに貼ってある現金強盗を防止するための告知文です。笑えますね。
p.3 上の3つは、読んで笑えます。4つ目は、失敗した人を励ますためのメッセージです。 最後の「listen」と「silent」はアナグラムです。語句を入れ換えると別の意味になります。この2語は関係深いと言っています。
p.4 「out」と「in」がlowに掛かっています。前者は「無法者」後者は「婚姻」です。「無法者」は捕まるのを欲していますが、「婚姻」は・・・。 2番目は、成功すると今まで縁がなかった親戚がお金目当てに集まってくるよ。と言っています。 一番下の文章、駅は列車が停まるところ、同じようにワークステーションは仕事が停まる所ですか? 面白いジョークです。
p.5 人間のタイプの3番目は、火に触らないと火が熱いことがわからないと言っています。皆さんは、どのタイプでしょうか? この文章は3番目のタイプを茶化していると思われますが、私は3番目のタイプに近いことが必要であると考えています。 最近は、危ないと頭で考えているだけで、火は本当に熱いのか知らない人もいるのではないかと危惧しています。 電化製品を使う生活では、火を見る機会がなくなってきているでしょう。先月地区で、どんど焼きを実施しましたが、火が熱いことは体感でわかります。燃えている火には、熱くてなかなか近づけませんね。 一番下の文章の意味わかりますか? 「4回のうち5回は上司に同意する」 5回目は上司に忖度するという意味ですね。どこかにあった話です。
いかがでしたか、この他にも読むとニヤニヤするような文章がたくさん紹介されています。 興味のある方は、どうぞ。