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誠実か完全か?

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欧米では「integrity」という言葉が、学校が新入生に求める重要な資質として挙げられると、昨日紹介した「この英語訳せない!」に書かれています。日本語に訳すのは難しいようです。直訳すると、①正直、清廉、誠実 ②完全性、統合性になりますが、訳者はどちらの意味も合わせた言葉であると言っています。上述の資質は「真摯な人物の具えた総合的判断力」とすると意味がわかると書いてあります。この「誠実」という言葉は、以前ボーイスカウトのリーダーをしていた際に、スカウト達に覚えさせた「おきて」の1番目にありました。「スカウトは誠実である。」この後「友情にあつい」「礼儀正しい」「親切である」「快活である」「質素である」「勇敢である」「感謝の心を持つ」と続きます。この「おきて」を考えたのはイギリスのベーデン・パウエル卿です。1番目に「誠実」をもってきたのは、重要な資質だからなのでしょうね。我々の研修中でも「明るく元気に挨拶」と言っていますが、「快活」「礼儀正しい」と同じです。アスリートは「支えてくれた方に感謝します」と必ずコメントしますね。 皆さんの会社の企業理念等にも似たような言葉が登場していると思います。人が目指す理想の姿を言葉で表すと同じなのですね。言葉だけでなく、実践しないと意味がないので、意識していきましょう。

最近、「データインテグリティ」と言う言葉をよく耳にすると思います。自動車、製薬業界あるいは論文などでデータの改ざんがニュースとなりましたが、これを防止するため「データインテグリティ」に関する当局の査察も厳しくなってきています。この「inteerity」の意味は、まさしく上述の①を合わせた意味合いです。興味がある方は、以下のブログをご覧ください。 誠実であれば、完全性は自然に満たせることができると、私は思います。

製薬業界のデータインテグリティに関する情報は → https://ecompliance.co.jp/DI/DataIntegrity.html

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