静電気がバチッとくるショックは嫌ですが、面白い実験がたくさんあります。簡単にできるのが、「電気クラゲ」です。荷造りに使用する「すずらんテープ」を30cmぐらいに切って、真ん中で結びます。できるだけ細く裂きます。この裂いたすずらんテープと塩ビのパイプをティッシュペーパー等で擦ります。パチパチと音がしたり、手にまとわりつくようになれば静電気が帯電しています。 このすずらんテープを空中に放り投げ、その下に塩ビパイプをもってくると、同じ電荷の静電気ですので、反発してすずらんテープが浮遊します。まるで「クラゲ」のようです。 ちなみに、英語で「クラゲ」は通常、「Jellyfish」と言いますが、「Medusa」とも言うそうです。あの神話に出て来る妖怪です。「Medusa」に見つめられると、石になってしまします。 資料をご覧ください → 静電気パート2
p.2 静電気で回る「静電気モーター」を作ってみましょう。 YouTubeに解り易い作り方と実験があります。 → 静電気モーター
p.3 紙の上で「稲妻」を作ってみましょう。厚めの画用紙に両面テープなどでアルミホイルを貼り付けます。下の方は、ビル、木あるいは富士山の形にします。上の方は雲の形にします。上と下のアルミホイルの間は、濃い(2Bくらい)の鉛筆で塗りつぶします。 使い捨てのライターや着火マンの中から「圧電素子」を取り出します。圧電素子のリード線の先をアルミホイルの下側に、ワニ口クリップでとめます。 圧電素子本体を上のアルミホイルに接触させ圧電素子の素子を押し付けます。この時に、圧電素子に電気が生じて、電子が上のアルミホイル→鉛筆で塗りつぶした部分→下のアルミホイルの順に流れます。上下のアルミホイルの距離が短い場所に「稲妻」が生じます。「稲妻」が高い建物や木に落ちる理由が、これでわかりますね。同じ高さの場合は、尖った方に稲妻が落ちます。「避雷針」は、そこに「稲妻」が落ち易くしているのです。 その理由は→ http://laboratory.sub.jp/phy/22.html
鉛筆で塗りつぶしたところに、なぜ電子が流れるのでしょうか? この理由は明日のブログで説明します。