今日は、新しい製品の発想のヒントになる動画を見つけたので、是非、見て欲しいと思います。物質・材料研究機構(NIMS)が制作している「未来の科学者たち」シリーズです。「超撥水材料」について2題です。 このシリーズ、全てを見ていませんが、開発・技術者の仕事のヒントになればよいと思います。
超撥水材料その1 → https://www.youtube.com/watch?v=s_lvDK88cDY
1:56辺りから特にご覧ください。滴下した水がどちらに動くか?を考えながら見てください。親水・疎水性の形状を入子の楔形にすると、こんな動きになるのですね。食塩水を使うとさらに効果が強くなるそうです。3:16辺りご覧ください。坂道を水滴が登っていきます。表面張力が重力に勝るのですね。この原理、どこかに使えないでしょうか? シール部品なし摺動部・・など。 過去ブログ「物真似からアイデアは産まれる」に、ハスの葉は撥水性で、カタツムリの殻は親水性である理由を書いておきましたので、参考にしてください。この場合、表面の微細構造が、親水・疎水性の傾向に効いてくるのです。
超撥水材料その2 → https://www.youtube.com/watch?v=uM5TAxKHPQc&list=PLuXvGpDxY2bAqyOSNBppUv2RJQByE5Spe
撥水性にすることで、船のスピードが速くなったり、水中で金属ブロック同士がくっつくのです。 後者は面白い現象です。 これも何かに利用できない?