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ガラクタをたくさん集めましょう

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「京大的教養 正しさは伝わらない、楽しさはうつる」(著者:酒井敏、杉本恭子 発行所:ウェッジ)は、京都大学名誉教授であり「京大変人講座」の開講でも知られる地球流体力学者の酒井敏氏の談話をベースに書かれた本です。「効率や合理性、絶対的な『正しさ』ばかりを追い求める現代の窮屈な社会に対し、一見『無駄』や『アホ』に見える行為にこそ人間本来の強みやイノベーションの源泉がある」と説いています。人間は「これが正しい、こうすべきだ」と論理的に説得されても、なかなか行動を変えられませんが、誰かが「オモロイ! 楽しい!」と没頭している姿(アホなこと)を見ると、その熱量は理屈抜きで周囲へ自然と伝染(うつ)っていきます。第4章のタイトルは「役に立つものを捨てて、ガラクタを集めよ」です。酒井先生の「ガラクタ理論」は、「ガラクタは、ひとつふたつ持っていても何も起きないし、ある程度の数に達してもまだ何も起きないんだけど、あともうちょっと増やすと突如つながる瞬間が来ることがある。しかも、たいていは予想外のできごとがきっかけになるので、能力のムダ使いをして、いろんなところを埋めておく方がよい。臨界点を超えると一気につながるパーコレーションが生じる」ということだそうです。過冷却の水が一気に氷るような相転移を起こします。「ガラクタをたくさん持っていると、雪崩のようにつながることがある。自分の感性で『面白い』と思うものをたくさん持っておくほうがよい。予測できないからこそ、思いもよらずに、つなだった瞬間を楽しめる」とも述べています。 私のブログのタイトルをつけた理由と一致しているので、間違っていなかったと自信を深めることができました。「そうそう」とうなずきながら読みました。

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