心理学の続きその2です。他人と共同で作業すると単独でするよりも、一人が出す努力量が小さくなる現象を「社会的手抜き」と呼びますが、「多過ぎると低下」で取り上げたように「リンゲルマン効果」とも呼びます。これに似たものに、都会の中で倒れた人がいた場合、多くの人はそのまま通り過ぎます。農村であれば、声をかけるか救急車を呼ぶと思われます。多くの人がいる場合は、「誰かが助けるだろう」という心理が働くのです。このことを「傍観者効果」と呼びます。 アリは、よく働くアリ:時々サボるアリ:サボっているアリ=2:6:2であることを「あなたはどのタイプ?」で取り上げました。アリの場合は、「傍観者効果」ではなく、コロニーの長期的な安定と生存戦略のために、労働力のバックアップ、省エネ、役割分担の最適化を実践しているようなのです。人間の場合は、個々の力を発揮するため少数精鋭の方が良いのかもしれません。