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文法の違い?

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先日ある記事を読んでいたら、ある小学生が「一つのカゴにリンゴが三つずつ入っています。カゴが四つあったら、リンゴは全部でいくつあるでしょう」と言う算数の問題で「4 ×3 = 12」と書いて「×」をもらって帰ってきたそうです。「3 ×4 = 12」が正解だというのです。数学的にはどちらでもよいはずなのに、変ですね。英語圏の人は「four times three is twelve  」と書きますので、数式だと「4 ×3 = 12」と書きます。帰国児童は、「4 ×3 = 12」と書いて、上述の先生は「×」としてしまうかもしれません。 Google GeminiChatGPTにこの問題の計算式を書いてください。と言う質問をしてみました。もしかすると、いずれのAIも英語圏的な考え方をして「4 ×3 = 12」と書くのでは、と期待して。AIの解答結果を資料に記しました。

資料はこちら → 考え方の順番

Geminiは、日本語と英語圏は文法の違いや考え方の違いにより計算式が逆転することを丁寧に説明してくれました。数学的に、交換法則が成り立つことまで説明してくれました。一方、ChatGPT素っ気なく、「3 ×4 = 12」でした。どちらのAIも、日本語的な順番になっていました。日本語で質問したからでしょうね。

上述の先生は問題ですね。もっと勉強してもらわないと。「×」をつけられた生徒が可哀想です。

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