今まで、「ゴール」の重要性を今まで、「万能な「手順(思考回路)」「的(まと)と標(しるべ)の違い」とは?」「ここでもゴールのイメージ」で述べてきました。自分でゴールを決めるのであれば良いのですが、上司など他人からゴールを指示される場合は、相手が考えているゴールのイメージと齟齬があるかもしれないことに注意が必要です。指示された本当の意図や狙いを読み解かなければなりません。何のためにこのタスクが必要なのかを常に考えるクセをつける必要があります。指示した上司から情報を引き出さなければなりません。場合によっては、上司ではなく「本当に困っている人(ユーザー)」がいるかもしれません。「資料をつくって」という上司指示があった場合、「言われた通りに資料を作る」のではなく「資料で説得される人」が他にいる場合、その人のための資料を作らなければなりません。「問題を解決して」という上司指示に対して「事象を解決する」は「修正」に過ぎずゴールではありません。根本原因を解明して二度と起きない仕組みを立案する「是正予防対策」をゴールに設定する必要があります。