錯視については、今までにも何回か取り上げてきました。「可能性の錯覚」という言葉を聞いたことありますか？ 欲望や願望のように心が強く求めている事項については、脳自身が創り出す夢想が現実に生じていると錯覚させます。ダイエットを始めて間もないのに、もう痩せられたと錯覚して、かえって食べ過ぎてしまう場合がこの錯覚です。教師が生徒が優秀になる可能性があると思って接していると、知らず知らずのうちに、励ましたり、ヒントを与えたりして、結果的に子どもの学力が向上するようです。逆に、生徒を期待しないで放っておくと、成績が下がっていくようです。「雨男」「雨女」や「血液型で性格は決まる」というのもこの錯覚ですね。この錯覚については、ポジティブ・前向きに錯覚していって欲しいと思います。悪いバイアスを持たないことが重要です。以下の事例も、この錯覚の類です。添付のイラストを見てください。「スターバスト」と呼ばれていて、じっと見ると、中央から光が放射されているように見えます。
妥当性の錯覚 → https://youtu.be/aZRAnxo3InA
透明性の錯覚 → https://psychmuseum.jp/show_room/illusion/
以前に紹介したことがあると思いますが、次のサイトは面白い錯覚がたくさん紹介されています。 → https://www.psy.ritsumei.ac.jp/akitaoka/3DForum2011.html