近年、亜熱帯化してきたためか、降水量が増えて、我家の庭の水が低い方に集中して小川のようになります。水の行き場所がないためブロック塀を乗り越えそうです。そこで、暗渠(あんきょ)を作ることにしました。暗渠とは、泥水を濾して水を地中に埋めたパイプ内で流して雨水桝(うすいます)に流し込むシステムです。YouTubeの動画情報を基に作ってみました。資料にまとめましたので、参考にしてください。
資料はこちら → 暗渠
p.1 左上が暗渠の平面図、右隣りが一点鎖線の断面図、左下がもう一方の一点鎖線の断面図です。真中上の図をご覧ください。左側から泥水が流れてきた場合の水の流れを水色の実線で示しています。泥水はブルーシート上の砂利で濾されて防草シートでさらに濾されて砂利を通過後、暗渠用パイプの孔からパイプ内に流れ込みます。2/100勾配のパイプ内を水が流れて雨水桝に入るようにします。泥水が運んできた土が堆積した場合、赤レンガの上端までは、この暗渠は問題なく機能しますが、万が一防草シート上の砂利の上まで土が到達しても、おそらく機能すると思われます。だめなら、また考えます。
p.2 作成手順を説明します。①穴を掘り、ブロックを土台にU字溝を2/100勾配で設置していきます。暗渠用パイプは、曲がり易いので、硬いものの中に設置した方が勾配を出しやすいと考え、U字溝を土台のブロック上に載せました。②モルタルでU字溝の隙間を埋めます。③U字溝の左側に赤レンガを埋めます。今回U字溝より高い位置にする予定でしたが、間違えて面一にしてしまいました。まあいいか。④ブルーシートと防草シートの端をU字溝と暗渠用パイプで挟む。これも誤算で、U字溝とパイプのクリアランスは十分あると思っていたのですが、ほとんどクリランスがない状態になってしまいました。これが功を奏して、ブルーシートと防草シートの端をU字溝の底面に接触させておき暗渠用パイプを押し込んだところジャストフィットして、シートをうまく固定できました。⑤暗渠用パイプの上に砂利を載せます。上の図がこの断面図です。
p.3 ⑥防草シートを折り畳み、その端を折って、その上に砂利を載せて固定します。⑦赤レンガを載せ、周囲を砂利で固定し、防草シート上の砂利を均します。最初の予定では、最初に埋めたレンガでこの役割をさせるつもりでした。予定変更です。⑧ブルーシートの端の上に土を被せて完成です。
今回、YouTubeの動画をいろいろ見て、私流にアレンジして暗渠を作製してみました。豪雨にならないと結果はわかりませんが、完成させて達成感はあります。先ずは、チャレンジすることが大事ですね。それと、最初に水の流れをイメージして実行に移すことも必要ですね。