何気なく本棚の中の本のタイトルを目で追っていたところ「カラスの死骸はなぜ見当たらないのか」(著者:矢追純一 発行所:雄鶏社)が目についたので、改めて手にとって読んでみました。20年以上も前に、タイトルにインパクトがあり読んだものの、全然内容が思い出せなかったからです。 本は改めて読むと得ることが多いですね。 矢追純一氏は、「超能力」や「UFO」の番組ディレクターとして以前活躍されていた個性の強い方でした。
以下に、本のストーリーを並べてみました。 最初は、科学→哲学→宗教性→環境問題そして最後は宇宙へ飛び出す話と、展開が突拍子もなく飛躍していきます。
現在社会に対する警鐘は、共感するところも多分にありましたが、結局、本題である「カラスの死骸はなぜ見あたらないのか」という疑問については、「正解はなく、いろいろ考えてみてください」という結論でした。 また、「なんでもすぐ答えを聞いてしまおうという-楽をしたがる-考え方が現在のどうにもならない状況を生み出した原因の一つである」と述べています。 私が担当する研修においても、「答え」を直ぐ教えないようしていますので、方向性は合っていたと、改めて確信しました。 その点では、この本を読み返してよかった気がします。
[ストーリー]
・カラスは死ぬと一瞬にして消える(宇宙にあるすべてのものは、エネルギーの波動で成り立っているので、消えてもおかしくないという考え)。 我々の常識の外にあるので、想像できない(アインシュタイン曰く、「常識とは、私たちが若い時に受けた、教育の偏見に過ぎない」)
・見ているのに見えない(クリックしてみてください) → 象
p.1を見てどんな動物かわかりますか? 次はp.2を見てください。 またp.1を見ると今度は象にしか見えなくなります。 象という情報がなければ象にみえないということです。自分のイメージにないものは、見ていても見えないことになります。 「論理的」は「常識」があって初めて形成できるものであり、「常識に反すること」を否定する危険性はありますので、注意が必要です。
・「科学とはなんだろう」「便利な暮らしには罠が」 ← 科学でもまだわからない真理は山のようにありますね。
・「野生動物のパワーはどこから」「人間は根本的に違う」 ← 確かに虫のジャンプ力は人間の何十倍もあります。どこからそんなパワーがでるのか? 渡鳥や回遊する魚はどこからパワーを得ているのか? 不思議ですね。
・「宗教と宗教性は違う」「頭を空っぽに」 ← 般若心経の「色即是空」ですか? 頭をからっぽにすると、新しい智慧が生まれてくるそうです。
・「競争原理は危ない」 ← 戦争は支配する側にコントロールされているというのは当たっていると思います。死の商人(武器製造販売者)が儲けている現実。
・「宇宙の新都市建設」 ← この章からいきなり飛躍しますが、昨今の異常気象からすると現実味を帯びてきたのかもしれません。
この本の中で、「Y効果実験」という一説があります。 まだ試していませんが、本当かな?
①人間は秘められたセンサー(第6感?)を有しているそうです。 → 左手に物を持ち、右腕を水平に前にだします。 別の人に水平に出した腕を下側に押さえつけるようにします。
嫌いなもの、危ないものを持った時は、右腕が直ぐに下にさがってしまうそうです。
②相手の力を弱める際には、その人の周りを左回りに1周するとよいとか、食べ物を美味しくするには、手を右回りにかざすとよいそうです。 右回りはスピンエネルギーが強く、左回りは弱められるそうな。 台風は左巻きなので、人間からパワーを奪ってしまうのは、このせいなのか? 素粒子を生み出す加速器はどちら方向に加速しているのでしょうか? 科学的なのか、ガセネタなのかは検証できていません。 右利きの人が多いのはなぜでしょうか? チコちゃんに聞いてみたいですね。