「この世でいちばん を科学する」(著者:ディヴィッド・ダーリング 発行所:原書房)から「超ゆっくり」の話題です。ピッチドロップ実験は、タールから抽出したピッチのしずくが何年もかけて落下するのを観測します。オーストラリア、ブリスベンのクイーンズランド大学で、トーマス・パーネル教授(1881年 - 1948年)が1930年に始めた実験で、1滴目に10年、その後2000年11月28日に8滴目のしずくが落下、9滴目は、2014年に受けのビーカーが一杯になって8滴目に衝突したため、容器を交換して、継続しています。以下の動画は、9滴目の落下に関するものです。なんと気の長い実験です。
ピッチドロップ実験→ https://www.youtube.com/watch?v=BZvsrOciU_Q