暑い日が続いていますね。我が家は和室にしかエアコンがないので、暑い日は窓全開です。開けておくと風が通り、結構涼しくなります。庭に植物がたくさん植えられているため、照り返しが少ないためだと思います。 昔から、「打ち水」をすると涼しくなると言われています。 水が蒸発する時に熱を奪って行ってくれるため、温度が低下するという物理現象を昔の人も経験的に知っていたのですね。
20年程前でしょうか、勤務先の倉庫内温度が高いので対策として、屋根の温度を下げる提案をしたことがあります。 利用した水(例えば、精製水を製造する際に得られるイオン濃度が高い水や冷却水)をスプリンクラーで屋根に散布して気化熱を奪ったらどうかという提案です。 担当者からは、水道水を流して試してみたけれど、あまり効果がなかったと言われ、却下されました。 後で考えてみると、水を流すのではなく、霧状に散布すべきだったと思います。 というのは、「健康カプセル! 元気の時間」で「汗はかいて濡れたままにしていると気化熱を奪ってくれない」という話を聞いてひらめきました。 つまり、汗そのものを介して熱の伝達が起きるため、皮膚から熱を奪うまでに時間を要することらしいのです。 噴霧にすべきだったという理由としては、水滴の状態の方が表面積が大きいため、熱伝達の効率が大きくなると考えられるからです。 水滴が水蒸気になって消滅したら、また散布することを繰り返せば、冷却効果が大きいと思った次第です。 植物も気孔から水滴を少量出して、温度調節していると昔習った記憶があります。
人類は快適に生活するためにアスファルトやコンクリートで固められた生活空間を創り出していますが、それが仇となり、地面からの輻射熱が多くなり、それをしのぐためにエアコンを入れて暖気を外に放出という悪循環を進めています。 豪雨になれば、地面にしみこまず道が川になる被害を増長させています。 もう少し、自然と共存する環境整備を考えなければいけないのではないでしょうか? 打ち水や簾に水を吹きかけるなど、昔の智慧をもっと見直すべきではないでしょうか?
イメージは、資料の下の図です。 → 打ち水
打ち水する時の注意点は → http://www.hibiyakadan.com/lifestyle/z_0079/
打ち水は、朝夕が効果的である。 二次用水を使うべきなどが書かれています。
「打ち水」について、検索したところ、興味深い記事を見つけました。 こちら → http://uchimizu.jp/faq/
太陽からのエネルギーと宇宙に放出するエネルギーの差はどうなっているのでしょうか? 温暖化と言われているのは、太陽エネルギーが放出エネルギーを上回っているからなのでしょうか? 水蒸気が上空で氷になる際に、熱を放出します。この熱を宇宙空間に放熱しているそうです。 二酸化炭素が増加して熱を吸収して温暖化が進んでいるのは確かでしょうが、もともと上述の宇宙への放出熱が太陽から貰っている熱量より小さければ、どんどん熱が地球にこもってしまわないのかと思います。 逆の場合は氷河期になる? 長い目でみれば、バランスがとれている? などいろいろ疑問が湧いてきます。