「行動したくなる仕掛けは?」で取り上げた「仕掛学」と似ている「ナッジ(nudge)」について、「心のゾウを動かす方法」(著者:竹林正樹 発行所:扶桑社)で説明されています。著者は、YouTubeやnoteでも積極的に配信されていますので、ご覧ください。 先ず、「仕掛学」と「ナッジ」の違いを仕掛学の松村真宏教授が表にまとめています。
仕掛学とナッジの違い → ナッジ
個人的には仕掛学の方が好きです。ナッジは、無自覚なので悪意を持って使用されると怖い部分があります。ナッジは象と象使いで喩えられています。「直感」が象、「理性」が象使いです。直感は、日常生活における多くの判断を担当し、存在感があり力強く本能的で動きが速いため「象」に喩えられます。象は時速40kmで走るので速いのです。象は、自分のことが好きで、面倒くさがり屋で、損をするのが嫌いという性格を持っています。象使いは、理性で象を制御することになりますが、象のパワーに対抗するためには多大なエネルギーを消耗するため、普段は休んでいます。したがって、日常の多くは象が行い、重要な判断になると象使いが出現します。象は、勉強、がん検診、ダイエット、組織改革、環境保全、積立貯蓄といった「面倒くさいのは今で、効果出現は将来」という行動が苦手で、今やらないことを正当化したくなります。夏休みの宿題を例にあげていますが、皆さんも心当たりがありますね。ナッジを直訳すると「突く、小突く」という意味です。ナッジは、小突いて、いかに行動するように仕向けるかという工夫になります。竹林正樹教授が解説する以下のサイトを覗いてみてください。
ナッジのYouTubeはこちら → https://www.youtube.com/channel/UCX7Eh7qm6IxZ1iveOecjhkQ?view_as=subscriber
noteはこちら → https://note.com/go_go_nudge/