事あるごとに「本を読みましょう」と言ってきました。先日借りてきた「子どもたちに大切なことを脳科学が明かしました」(著者 川嶋隆太 発行所:くもん出版)からと仙台市教育員会の資料を紹介します。
資料はこちら ⇨ こども脳
p.1 親が読み聞かせをしている際の、子どもと親のNIRS(近赤外光スペクトロスコピー: Near-InfraRed Spectroscopy)で捉えた脳内酸素の分布を示しています。子どもは左図です。黙読あるいは音読の際は、酸素量が多く活性化していることを示していますが、親が読み聞かせをしている際には、酸素量は減少しています。心が安静状態にあることを示しています。つまり、ストレスがない状態です。かたや、親の場合は単なる音読の場合に比較して全体的に脳が活性化しているのです。子どもの表情を気にしながら読むため、脳全体が活性化しているようです。読み聞かせは、子どもと親双方の良い影響を及ぼすものと考えられています。
p.2 「よく読書をする子供たちは学力が高い」という調査結果です。睡眠時間や勉強時間と学力の関係も示しています。読書時間は30分〜2時間ぐらいが適切のようです。睡眠時間を削ってまでも読書すると逆効果になってしまいます。勉強時間が少ない子供も少しでも読書をするとよさそうです。 右図はスマホ使用時間と学力の関係を示しています。どの場合でも、使用時間を1時間以内に制限するのが好ましいようです。
以前「スマホ使用は、ほどほどに!」もご覧ください。最近、時間がなく読み聞かせをせずにテレビやスマホばかり見ている方、これから秋になってきますので、本を読みましょうね。