長いこと吹いていなかったホルンのケースを開けてみたところ、ロータリバルブが全て動かなくなっていました。 チャイコフスキーの交響曲第5番の第2楽章のホルンのソロとニューサウンズインブラスの「慕情」のホルンソロが吹きたくて独身の頃、騒動買いしました。音源は過去のブログ「ホルンもいいね!」 にあります。 このホルンは、メンテナンスの仕方も知らず、洗うこともせずにそのままにしていたのがバルブが動かなくなった敗因です。 トランペットのピストンバルブは簡単に分解できるのですが、ロータリーバルブは構造を知らなかったため、分解せずにいたのです。 こんな時、YouTubeは便利ですね。ロータリーバルブ分解の動画がありました。木づちなどを用いて叩かないとバルブが外れないのです。緑青で張り付いていましたが、何とか無事に分解できました。構造も理解できたので、今後は分解掃除もできそうです。
私のトランペットやマースピースは銀メッキなので、酸化されて黒ずんでくるのが難点です。ホルンのマースピースも真黒になっていました。 銀の黒ずみは今までは市販のシルバーポリッシュで磨いてきました。シルバーポリッシュには研磨剤が入っているため、メッキが削れていってしまいます。そこで、昨日調べてみると、簡単な方法を見つけました。資料にまとめてみました。
資料はこちら → 銀黒ずみ除去
深めの容器にアルミ箔を敷き、熱湯と重曹を入れ銀メッキのマースピースを入れます。割りばしで攪拌していると、泡が出て来て黒ずみがどんどん消えていきます。ブラボー!! 化学反応式を記載しておきます。この泡は、水素と二酸化炭素でした。黒ずみは銀が酸化銀AgOになっており、発生した水素で還元されて元の銀に戻るのです。この方法は、銀を削ることもなく、複雑な形状であっても例えば溝があっても簡単に綺麗になります。銀の装飾品をお持ちの方は試してみてください。 最初にトランペットのマースピースで試してみました。処理前の写真を撮り忘れましたが、ピカピカになりました。 ホルンのマースピースの処理前と処理後の写真を撮りました。処理後は、写真よりずっとピカピカになっています。 トランペットのベルの一部に試したのが、右下の写真です。写真ではわかり難いですが、ピカピカになりました。今後は、この方法にしたいと思います。