宝くじは枚数多く購入すると得でしょうか、損でしょうか? この問題は、統計の期待値を理解するのによい問題です。以前のブログ「やっとスッキリ」でも期待値は取り上げました。合わせてご覧ください。
資料はこちら → 期待値その2
p.1 ある宝くじの賞金額と本数を表にしてあります。くじ総本数が1000万本で、1本300円とした場合、多く購入すると得か損か?という問題です。
p.2 くじ1本当たりの平均的な戻り額が期待値です。期待値は各賞金額に引き当てる確率をかけた金額の総和になります。 (各賞金額×本数)の和を総くじ数で割った式の方が1本当たりの戻り金を表しているのでイメージがつくかもしれません。
式は同じです。 計算した結果、期待値は153円となりました。つまり、くじ1本当たりの戻り金が平均153円ということですので、1本300円で購入した半分程度しか戻ってこないことになります。多く購入すると平均的な方は損です。 私はくじ運がないので、賭け事はしないことにしています。 一獲千金の夢を追う方あるいは、くじを購入して公的な寄付活動に協力する方はどうぞ投資してください。
統計の勉強も、このような事例を知っておくと、親しみが湧いてきます。