「この複雑な世界を生き抜くための思考術 自分の直感にだまされないための8つのルール」(著者:キコ・リャネラス 発行所:青土社)を読み始めました。この本は、「より良い思考に役立つヒント集」です。通常は、最初から読んでいくのですが、たまに興味がある部分から読むことがあります。今回は、タイトルにある「直感にだまされない」という語句に興味を覚えたので、ルール8から読み始めました。以前、「速く、遅く」で「ファスト&スロー思考」の話を取り上げました。①普段我々は、ファスト思考つまり直感で判断しています。言わば「ショートカット思考」です。ヒトは、不確実な状況下での判断を迫られてきた歴史があります。食物の確保は?、住処は?、捕食者から逃げなければならないなどについて直ぐに判断しなければなりませんでした。目前の少しの情報により判断することになりますので、間違った結論を導くことが時折起こり得ます。ヒトはまた、その時、頭にあることの重要性を過大評価したり、②「自分のことを繊細で複雑で不可思議な存在と思っているが、他人は簡単に理解できる」と思っていたりします。③自分のことを平均以上だと思っている。④社会に対しては悲観主義だが、自分に対しては楽観主義である。⑤自分の予測の正しさを信じすぎる。⑥「だからいっただろう」と言いたがる。⑦「計画錯誤」(自分のしごとの速さを過大評価しすぎ、仕事にかかる時間を過小評価しがち)に陥る。⑧物事への自分の影響力を過大評価しがち。⑨本当はよくわかっていないことをわかっていると思い込みがち。ちなみに、8つのルールは以下のとおりです。
- ルール1:世界の複雑さを知る
- ルール2:数で考える
- ルール3:サンプルの偏りを解消する
- ルール4:因果関係の証明は難しい
- ルール5:偶然の力
- ルール6:不確実性を考慮した予測
- ルール7:ジレンマを認識しバランスを考える
- ルール8:直感を盲目的に信じてはならない