欠損した器官の機能を別の器官で肩代わりする話をしましたが、かのヘレン・ケラーは、生後19ヶ月の病気が原因で視覚・聴覚が欠損しました。サリヴァン先生の努力の結果、言葉を理解しスピーチができるようになります。ヘレン・ケラーの肩書をみると、作家、障害者権利の擁護者、政治活動家、講演家と書かれています。
資料をご覧ください → 感覚24_2
サリヴァン先生はヘレン・ケラーの手を自分の口周辺に置いて、振動や動きから言葉を感じさせる訓練をしました。喉、口と鼻に指を当てさせています。→ https://youtu.be/Y7MRmP-9WcE このような訓練を繰り返すことによって、彼女のマルチモーダル(統合して処理する)な能力を鍛えて、ついには声を出して言葉にすることができるようになります。スピーチの動画をご覧ください。 → https://www.youtube.com/watch?v=rfr6YO-zLZc
人間には5感以上に、いろいろな感覚が潜在的に備わっていて、いざという場合に補完できるようになっているのかもしれません。