朝ドラで、やなせたかし氏と奥さんをモデルにした「あんぱん」が放映されています。図書館に「別冊太陽 やなせたかし」(発行所:平凡社)がありましたので、借りてきて読んでいます。私の場合、やなせたかし氏は、アンパンマンよりも「手のひらを太陽に」の歌の方が印象が強く残っていますが、上述の本を読むと実に幅広く活躍された方です。
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p.1 やなせたかし氏は、ライオンと深く関わっています。高知の家の近くの石材店で置き場所に困ったライオンを引き取り、弟と一緒に緑のライオンにしようと米の研ぎ汁を掛けていたエピソードがあり、上京して就職した三越百貨店前にライオン像が置かれていました。その影響があったためか、アンパンマンの絵本の前に「やさしいライオン」という絵本を発刊しています。ちなみに三越百貨店の包装紙にある「mitsukoshi」の文字は、やなせ氏の筆だそうです。
p.2、3 「詩とメルヘン」の編集者を長らくつとめていました。編集者のこだわりは、表紙に必ず一行フレーズやカップルが描かれています。探してみてください。表紙を見ているだけで、癒やされますね。
p.4 やなせ氏は、漫画家、デザイナー、詩人、編集者、エッセイスト、メルヘン作家、テレビ・ラジオの構成作家、作詞・作曲あるいはエンターテイナーなど幾つもの顔を持っておられました。
これを機会に、様々な作品に触れてみたいと思います。